7月30日の夜半から31日にかけてSoftBank 光の回線障害が断続的に発生した。
同サービスのユーザーであったため御多分に洩れず影響を受けてしまったのだが、コロナ禍の昨今は自宅ネット環境の重要性も増していることもありこれを機に使用するプロバイダを二重化する事にした。
主プロバイダ側で障害が発生しても、副プロバイダを使ってネット接続を維持するという算段だ。
また既に加入済みの光回線に光コラボレーションのプロバイダを追加するだけなので費用としても月額1,000円程度にしかならずお財布にも優しい。
もう一つのプロバイダに加入
善は急げという事でインターリンク ZOOT NEXT for フレッツ光の無料体験に申し込み。
ZOOT NEXTは無料体験が最低1ヶ月、最大2ヶ月付き、解約時の違約金も無くクレカ払いの申し込みで最速3分でアカウント発行という小気味よいサービスである。
(無料体験は申し込んだ日から翌月末まで)
同社はZOOT NATIVEというサービスも提供しているがこちらはIPv6 IPoE接続形式。
自環境では既にSoftBank 光側でIPv6 IPoEを使用しているため併用できずこちらのサービスは見送った。
BBユニットのPPoPEセッション2を使う
ZOOT NEXTのアカウントが発行され、BBユニットの管理画面を開きPPPoEセッション2の接続情報に設定する。
ちなみにフレッツ光では基本サービスで提供されるPPPoEセッション数は2となっているので追加料金なしで利用できる。
※ NTT東日本 フレッツ・セッションプラス
とここまで来て複数のプロバイダの使い分け方法について疑問を持ち始めた。
本当は事前に調べてから始めるべきだったのだが、漠然と以下のいずれかは出来るだろうとたかを括っていた。
- 主プロバイダに障害があった場合は、手動で副プロバイダを有効にして切り替える
- 主プロバイダに接続できない場合にフォールバックして副プロバイダの接続が有効になる
- 送信元IPによって使用するプロバイダを指定できる
しかしPPPoEの設定画面にあったのは、
- 複数のドメインを列挙し
- このドメイン宛の通信の場合はこのPPPoEセッションを使用する
というものだった。
これは全然自分の求めるユースケースにマッチしないのでBBユニットのPPPoEマルチセッションを使うのを断念。
結局
結局、以下のようにONU(光回線終端装置)にスイッチングハブを繋ぎそこから
- BBユニット(SoftBank 光:IPv6 IPoE + IPv4接続)
- ルーター(インターリンク:PPPoE)
を繋ぎ、使用するプロバイダ毎にサブネットとSSIDを分ける構成にした。
少し仰々しいが、元々用途応じてサブネットを分けたいと思っていたので丁度良い機会となった。